会社方針
ATDイノベーションズ社は、Iasa GlobalおよびIasa Asia Pacificの指導のもと、ITアーキテトおよびITアーキテクチャの重要性の理解とITABoKの普及を通して、我が国の情報システムやシステム開発の現場をより正常且つ健全なものにしていくことを目指しております。
CEOメッセージ 株式会社ATDイノベーションズ 代表取締役社長 林 衛 (Mamoru Hayashi)
ATDグループはマレーシア・クララルンプールにヘッドオフィスを構え、東南アジア一円で広くITABoKに基づくITアーキテト研修を実施しています。ITABoKは米国のIasaGlobalが制定したITアーキテクチャに関する知識体系です。IasaはNPOですのでITABoKを広める活動を行う一方、研修事業などには関わらず、認定の研修事業者によって各国のITアーキテクトの育成やスキルアップに取り組む体制となっております。ATDグループはIasa
Asia Pacificの認定研修機関となっており、当社はその一員として、マレーシアのATDソリューションズ社と株式会社アイ・ティ・イノベーション社との合弁で2014年に設立されました。
ITアーキテクトは大規模な情報システム構築における一級建築技師にあたります。小規模な建築をその活動領域とする伝統的な大工の棟梁が率いる体制では、複雑で大規模なシステムの構築は困難なものがありますが、我が国においては、いまだにこうした一級建築技師は少なく、またその必要性についても明確に意識されていない状況です。そのため、複雑で大規模なシステム開発は、失敗するべくして失敗するという状況が実に多く出来することになっています。
更に、我が国の人口減少という問題があります。いままではそれでも最後は人海戦術で収束させることも出来たかもしれませんが、今後は人海戦術は取れなくなってきます。また、プログラミングなどの作業はますます海外にアウトソーシングせざるを得なくなってきます。そこにおいては、共通の言語である英語に加え、グローバルなスタンダードであるITABoKやPMBoK、BABoKの知識が基礎として必要になります。
しかし、我が国では、ITABoKは普及どころか、あまり知られておりません。私は、このような我が国の前時代的な状況を打破するため、ATDイノベーションズ社を立ち上げ、広く我が国のIT技術者やシステム開発に携わる経営層などにITBoKを普及させていきたいと願っております。失敗すべくして失敗するというような笑い話は、もう終わりにしませんか。
皆様も是非ご協力ください。